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COLUMN

― コラム ―

2022-07-04


CATEGORY  |  歯周病

歯周病の進行と治療法

こんにちは。
都営三田線「高島平駅」より徒歩2分の歯医者、「高島平くさまデンタルクリニック」です。
 
最近はメディアなどで歯周病についてとりあげられることも増え、「歯周ポケット」という言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。
歯周病は、この歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの溝に磨き残しが溜まり、炎症を引き起こしてしまう病気です。
 
歯がグラグラし抜けてしまう、といったイメージを持たれがちですが、このような重度の症状は、突然現れるのではなく、徐々に段階を踏んで進行していくというのも歯周病の特徴。
「もしかして歯周病……?」と思ったらセルフチェックで早い段階で予防しましょう。
 
 

歯周病の進行をセルフチェック!

歯周病には4段階あり、このような症状があれば歯周病かもしれません。
 
1.歯肉炎
磨き残しなどで、歯ぐきに歯垢(プラーク)が溜まることで起きる歯周病の1歩手前のことを言います。
・歯ぐきが腫れる
・歯磨きでたまに出血する
……など、日常生活で少し違和感が出始めるころです。
 
2.軽度歯周病
歯周ポケットは3〜4mm程度で、ここから歯周病と呼ばれます。
・歯磨きや歯間ブラシで出血する
・歯ぐきがぷくっと腫れる
・歯が浮く感じや疼く感じがする
……といった症状がではじめますが、痛みがないことがほとんどなので、歯周病だと気付かず悪化してしまうこともあります。
 
3.中度歯周病
歯周ポケットは4〜7mmとかなり深くなり、歯を支えている歯槽骨が半分ほど溶けた状態です。
・歯ぐきが腫れたり引いたりを繰り返す
・冷たいもの、熱いものが染みる
・口臭がする
・歯ぐきを押すと膿が出る
・歯が力を加えるとグラグラと揺れる
 
歯ぐきが腫れたり痛みがでたりしても、時間が経つと落ち着くこともあるのが特徴です。
症状が落ち着いたから大丈夫、と放置しないようにしましょう。
 
4.重度歯周病
歯周ポケットは7mm以上となり、歯槽骨が3分の2以上も溶けている状態です。
・歯ぐきが腫れる
・歯がグラグラと動く
・歯ぐきから簡単に血が出る
・ひどい口臭
・膿がでる
・歯と歯の間が広くなる
・歯が伸びた感じがする
……といった症状があり、歯を支える骨が溶けている状態なので歯がポロンと抜けてしまう可能性もあります。
 
 

どんな治療が必要?

歯肉炎の段階では、毎日の丁寧な歯ブラシと歯間ブラシやフロスを使っていくことで改善します。
軽度の歯周病では、専用の機械を使って歯石取りや、歯周ポケットの中をお掃除することで、歯ぐきがぐっと引き締まるのを実感できるでしょう。
中度〜重度の歯周病は、患者さんだけの歯磨きでは回復が難しいので、歯ぐきの中の歯石取りをし、取りきれない部分は麻酔をして除去する外科手術が必要な場合もあります。
お口の中のサインを見逃してしまうとどんどん進行し、自分の大切な歯を失う原因になってしまうので、定期的に歯科を受診してお口のケアをしていくことが1番大事なのです。
 
 
当院では、患者さんが自分の歯でものを噛める喜びを長く感じてもらうために、予防歯科にも力を入れています。
この症状、歯周病かも?と気になった方はお気軽にご相談ください。

 

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